おはようございます。

夕べの

プロフェッショナル仕事の流儀

ご覧になりましたでしょうか。

大人の事情で銘柄名ははっきりと告げられることはなかったですが

もういろいろお酒の名前は丸見えだったので

雪の茅舎の斎彌酒造さんの杜氏

髙橋藤一さん


であることはダダモレでしたね。

銘杜氏ぶりが丁寧に描かれていましたが

ちょっとあの時間だけでは、伝えきれていないと思うところもありました。

70歳を過ぎてなお、すさまじい好奇心をお持ちで

それを叶えてあげようという斎彌酒造さんの心意気が

ものづくりはこうじゃなくちゃ

と思わされるものでした。

昨日番組中でも紹介されていましたが

櫂を入れない

ということは、これまでの酒造りの常識を覆すものだったでしょうし

そこに考えが及ぶ高橋杜氏とやらせてみるという斎彌酒造の社長さんもすごい。

前回のブログでも書きましたが


美酒の設計
藤田 千恵子
マガジンハウス
2009-11-26



この本には、吟醸酒がまだまだ浸透していない時代に

何としても吟醸酒を造りたい、という高橋杜氏の思いや

山廃造りに試行錯誤する様子など

非常に細かく書かれています。


朝ドラ『まんぷく』の即席ラーメンもそうですが

今までにないものを造る

という難しさ。

今なら

ああ、そうなんだ。

で過ぎ去ってしまうところですが

当時は本当に大変だったと思います。

そして作り上げたあとは、

周囲の人たちにどれだけ認知してもらって

そして買ってもらえるか。


そこもまた高いハードルとなっています。

もちろん高橋杜氏だけでなく、日本酒造りに精魂込めている杜氏さんは日本中にたくさんいらっしゃいます。

今の日本酒の発展にたくさんの人たちの苦労が詰まっています。


高橋杜氏は

日本酒を造るのは人の手ではなく、酵母。

という考えを持っていらっしゃいます。

どんなに最先端の技術が発達しても、最後は

酵母

がどれだけの仕事をするかで日本酒の出来が決まる。

昔の日本酒は美味しくするために

色々なものを添加されてきて、それが日本酒の衰退を招いてしまったわけですが

高橋杜氏は

人が手を加えるのではなく、自然が日本酒を造りだしてくれる手助けをしているにすぎない、という

なんていうんでしょうね。

人間が自然より上の立場でもなんでもなく

我々は自然に生かされている、ということを気づかされました。


それでも番組中にあったように、高橋杜氏は最新式の機械もちゃんと取り入れていて、より美味しい日本酒を造るために力を尽くしていらっしゃいます。

それでもそれを制御するのはやはり



で、

最終的に日本酒を造るのは

自然

というそのルールを守っていらっしゃるのだな、と感じました。


いや、この高橋杜氏の人生を朝ドラでやってほしい、と思うほど

もっともっと日本酒造りを掘り下げてほしい!


世界中にたくさん酒はあれど

日本酒ほど繊細なお酒はない

と私は思っています。


米、水、酵母、気温、空気・・

たくさんの要素が絡まり合って出来上がります。


同じ酒を毎年造ることは我々シロウトが思うより大変なことでしょう。

同じにできて当たり前、と思っていましたが

それがどれだけ大変なことか。

いや

同じじゃなくてもいいのかな

とさえ思うほど、日本酒造りとはたくさんの可能性があるのかもしれません。



このテレビ放送で雪の茅舎が世の人たちに認知されて嬉しい反面

『ブーム』にだけはなってほしくない、と思うばかりです。


本当にいいお酒なので

プレミアをつけて売られる、とか

あまりに悲しすぎるので。


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ただいまの試飲、この三種類となっております。

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ただいま日本酒3000円以上お買い上げでご希望の方に

賀茂鶴の酒粕(250gほど)をプレゼントさせていただいています。

該当の方遠慮なく

「酒粕下さい!」

とお申し付けください。

獺祭の在庫状況 (3月5日現在)


獺祭二割三分 720ml

獺祭二割三分スパークリング 360ml

獺祭三割九分 720ml 1,800ml 

獺祭三割九分 300ml カップつき

獺祭三割九分スパークリング 720ml

獺祭 寒造早槽48生酒   720ml

獺祭50    720ml   1,800ml


獺祭50スパークリング 720ml  360ml




インスタグラムもやってます(インスタ映えはほぼなく、入荷情報のみ…)

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