暑いといっても
もうすぐ9月。
日本酒界では
「ひやおろし」
の季節です。
こんなに暑いのに秋の酒かよ
とつっこみたくなる気持ちは封印し
気分だけでも秋っぽくなりましょう。
冷蔵庫の中が若干さびしいのは
その
『秋の酒』
たちを今か今かと待っているためです。
決して仕入れに手を抜いているわけではありません・・・・
明治末期より人形町で酒屋を営み110余年。 とにかく美味しいお酒をみなさんにお届けしたい、と日々精進しております。 管理人は店主・妻でございます。 素人主婦目線のお酒のいろいろをつづっております。
どうでもいいけど
もう8月も終わろうとしているというのに、この暑さは
ナニ??
外に出ると身体の水分がリアルに抜けていく感じがして
水分を必要以上に採ってしまいます・・・
ウチにあるみかんの植木に
キレイなアゲハ蝶が。
ちょっと前にこのみかんの葉っぱにアゲハの幼虫がたくさん発生し、
このままちょうちょに孵してみよう、と見守っていたものの
こんな植木ぽっちの葉っぱでたくさんの幼虫を養えるはずもなく、あっという間に葉っぱが全部食べられて
新しい鉢植えを買ってきたのに、またそれもあっという間に食べられて。
幼虫の食欲に驚いているうちに、ある日突然
たくさんいた幼虫たちが姿を消しました。
えっ!!!!
盗られた? 鳥に食べられた?
と、一瞬のうちにいろいろ考えたのですが。
この近くのコンクリートの壁に蛹の前の『前蛹(ぜんよう)』状態になっている1匹を発見。
たぶん。
食べ物がなくなってしまったので、みんな蛹になるための場所を探して
『家出』してしまったようでした。
ちょっとの時間の間に
示し合わせたようにみんないなくなったので、自然界の神秘を感じました。
このちょうちょも卵を産んじゃうのかなあ
だとしたらまた養えないし!
と心配しましたが、ただ休んでいただけのようでした。
ちょうちょの話が長くなりました。
久々に日本酒新入荷です。
亀泉 純米吟醸 CEL24 生酒
です。
この前、ウチによくいらしてくださるとっても日本酒に詳しいお客様がいらして
亀泉の素晴らしさについて話が盛り上がり、その方がこれを飲まれたらすごく美味しかった、というお話になりました。
そして亀泉酒造さんの社長さんにすぐにお電話をして出荷していただくことになりました。
CEL24とは酵母の名前です。
ラベルが手書きの説明書き風で、なかなかいい感じです。
このようにアルコール度数や日本酒度などが記してあります。
ここで注目していただきたいのが、
日本酒度-6
という点です。
ウチは辛口のお酒が多くて、日本酒度がマイナスになるようなお酒は皆無でした。
すんごい甘いのだろうか・・・・・
ドキドキしながら、昨晩試飲してみました。
口に入れた瞬間、甘みが広がります。
アルコール度数も低いので、変な言い方ですが
飲み込みやすい
感じでした。
辛口のお酒というのは、一瞬は甘く感じて、飲みこんだ瞬間喉に辛さを感じるのですが
全くそれがない。
生酒なのでさらに飲みやすいです。
ああ、こういうお酒はウチにはなかったね。
と、主人とつくづく話してしまいました。
暑い夏はキリっと冷やした辛口のお酒が合うと思うのですが、
このような優しいお酒は
秋の芳醇な味覚にピッタリではないでしょうか。
高知のお酒はわりと力強い、パンチの効いたものが多い気がするのですが
これは優しいです。
女性にもぴったりです。
やっぱり亀泉は美味しい!
と再確認してしまいました。
更新をサボっている間に
夏の高校野球
沖縄の興南高校が優勝しましたね。
沖縄の高校球児たちのこれまでの道のりを思うと
きっと胸がいっぱいな人達がたくさんいたんじゃないかと思います。
本土から遠く離れて
島の中で野球を全国レベルにするということは
口で言うことができないほどの苦労があったと思います。
そして。
沖縄つながりで。
泡盛です。
泡盛の原料はタイ米が主です。
しかしタイ米が原料と言うだけで
米は米。
米焼酎と味が全然違うのは何故だろう???
というわけで調べてみました。
米焼酎の原料のところをみると、
『米・米こうじ』
と書いてありますが、
泡盛の原料を見ると
『米こうじ』
となっています。
泡盛は米を全て麹にし、麹は黒。
そのため力強い独特の香りと味わいが出ます。
ちなみに、米焼酎の方はたいてい
米こうじは『白』か『黄』となっています。
そして泡盛は古酒(クースー)がまた味に深みが増して、普通の泡盛が飲みにくい、という方でも
味わっていただけると思います。
もうすぐ夏休みも終わり。
おりがみが『趣味・特技』の次男は
せっせと制作活動を続けていますが
夏休みの宿題も全部終わってないクセに。
いいのか、オイ。
で、
も一丁。
上が恐竜(名前を忘れました)で
下が
ペガサスだそーです。
15日を過ぎましたが、
河岸がお休みのため
お休みの飲食店さんが多く
相変わらず静かなままです。
そんな中
オニヤンマが!!
息子が飛んでいるトンボを見つけて
「オニヤンマじゃね?」
と言ったのですが
こんなところにオニヤンマがいるわけがない、
と主人が捕獲にチャレンジ。
捕まえてみるとホントに
オニヤンマじゃありませんか!!
田舎では見たことがあるものの
こんなところで出会えるとは。
確認した後は逃がしてやりましたが
いったいどこから来たんだろ?
てか
こんなトコで果たしてパートナーに巡り合えるのか??
とオニヤンマの行く末を心配してしまいました。
頑張れ
オニヤンマ!!
ひょっとして涼しい??
一時期のカンカン照り暑さから少し変わったような・・・・
台風が真夏の陽気も一緒に運んで行っちゃったのか。
心なしか空も高い・・・・
それでも
京都の鍵善良房の竹筒入り水ようかん。
これがまた美味。
筒の底に穴を開けるとちゅるんと出てきて、あっという間に食べられる。
真夏の水菓子がまだまだ美味しい
周辺の会社員さんたちがお休みに入ったのか
お店も静かです。
ウチ飲みでお酒を買いに来て下さるお客さまもぽつぽついらして
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
ウチの日本酒で一番売れているのはおそらく
獺祭
だと思いますが
ひょっとしてNo.2はこの
黒牛
かな???
と最近思い始めて来ました。
地道によく売れます。
決して辛口のお酒ではないのですが
コクがあって
ボディがしっかりしていて
あ~~日本酒を飲んだ~~
と実感できる存在感。
一度買って行かれたお客様が何度もいらしていただけるのが
このお酒の素晴らしさを物語っているようです。